2013年05月10日
雨漏り・屋根点検
先日、厚木市内で、一戸建ての屋根の点検の依頼を頂き、
見に行きました。
以前、台風の時に、屋根の棟部分の鉄板が飛ばされて、
取り付け直したけど、雨漏りがすることもあるので見て
ほしいということでした。
早速、見させていただくと、2階の天井に雨染みがありました。
雨漏りの場合、天井に染みがあっても、必ずしも屋根が原因とは
限らず、窓廻りや外壁のヒビから入っていることもあるので、
簡単には特定できないことが多いです。
いろいろな可能性を考えて、見ていかなければいけません。
屋根裏へ入れる点検口が天井にあったので、屋根裏に入っての
点検になりますが、雨が降って実際に水が入っている時に見た
ほうが、より正確に見れるので、その点検は次回にして、
今回はハシゴを使って屋根に登り、屋根の点検だけしました。
↑ 棟のトタンです。
写真中央がジョイントになっています。
ジョイント左側の短いトタンが、ジョイントに向かって逆の勾配に
なってしまっています。
このような場合、屋根材の下へ雨水が入りやすくなります。
↑ 段ごとの重ね合わせ部分の写真。
以前、塗替えをしたということでしたが、この重ねあわせの部分が
塗料で埋まってしまっています。
この部分がくっついていると、毛細管現象などで水を吸い上げたり
した時に、水の逃げ道がなくなり、屋根材の下まで雨水が入り込んで
しまいます。
通常、屋根材の下には、アスファルトルーフィングという防水紙が
張ってあるので、簡単には下地の木材までは影響しませんが、
その防水紙も経年劣化で防水効果が弱くなってしまうので、絶対安心
とは言えません。
屋根は、家の部位の中でも普段目につきにくく、手入れする物としては
軽視しがちですが、実は、家の中で一番劣化しやすい部分でもあり、家
を守る一番大切な部分でもあります。
定期的に点検をして、塗替えや葺替えを検討しなければなりません。
この記事を読んで、自分の家の状態が気になった方は、お近くの屋根屋さん
や、工務店などへ相談してみてください。
ほとんどの場合は、無料で点検してくれるとおもいます。
今回のお客様も、これから雨漏りの原因を探りつつ、一番いい
修繕方法を一緒に考えていきます。
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